悪友と悪癖は剥がす時にベリっと痛い

息子が、まだ、十代のころ、それまで友人

だった子と縁が切れようとしていた。

息子にとって、ちょっとは辛いのかな?

と思った時、入ってきた言葉が、これだった「悪友と悪癖は剥がす時、ベリっと痛い。」

そう。

悪友とは言っても、私から見ても、いい奴

だった。

でも、その後は、進学先も変わり、数年後

には住むところも変われば、やっぱり切れ

た。

別れるべき運命だったのだと思った。

悪癖については、私のお花があった。

ある日、団地の入り口に八重の見事な秀明

菊が咲いていた。疲れが吹っ飛んだ。

こんな風に、お花を沢山、咲かせて差し上げられたら、皆さん、お元気になるかも。

と思った。

結果は、この棟を私が私物化しているということで、すべての花は徹底的に撤去された。

でも、今は、お花をせずに済んでいる。

身体の弱い私には本当は、無理だった。

これは、お陰だった。本当はお花をすると

次の日に寝込んでいた。

でも、剥がすときは、ベリっと痛かった。