憂鬱な読者感想文

これは以前にも書いている。

でも、これ程、憂鬱なものもないから、

もう一度、書いてみたい。

 

本嫌いにさせるには、読書感想文を書かせろ

というくらい、忌み嫌われるのが、これ。

 

確かに、学力と、読解力には強い相関関係がある。

 

でも、百年一日のごとく、夏休みの自由研究

と読書感想文は、子供達を憂鬱にさせるのに、宿題にされる。

 

一般企業なら、こんな商品はとっくに消費者から、見放され、在庫の山を抱えて倒産だ。

 

私も先生だったから、思う。

確かに先生達に、悪人は少なかったと思う。

 

でも、一般企業のように、工夫や勤勉が

何かに反映されないせいで、どうしても

お日さん、西西(ただ、その日をこなすだけ)

になり勝ちだ。

 

この課題は、読書をして欲しいのか?感想

を文字にする文章力を観たいのか?

 

両方を欲しがるのは、ちょっと欲どしい(欲張りの一段 上、ごうつくばりの事)。

 

だから、例えば、映画や、テレビドラマを見て、感想文でも、オッケーはどう?

 

コミックを読んでもオッケーとかどう?

 

まあ、先生達は、兎に角、何かを読んで欲しい。

しようがない、生徒や学生である限り

この船には、乗らなきゃならない。

 

ならば、どうするか?

短い、すぐ読めるものを探す。

勿論、自分の好みで。

 

例えば、木下順次の、絵本、平家物語は?

20分もあれば読めるし、古典の香りもする。

諸行無常もあり。

 

中学生なら、ホームレス中学生が、サッと

読めて、笑いも、泣きもあり。

 

中村哲さんの絵本もサッと読めそう。

絵本はすぐ読めて含蓄がある。

この話題は、先生受けが良さそう。

 

シャーロックホームズはどう?

とにかく面白いし、メジャーだし。

10分で読める短編もある。

 

何しろ、何日もかけて読むなんて、やる気が

一気に、失せる。

(この事は、本好きの方に向けては 書いていません。)

 

シートン動物記も短編がある。

 

花の好きな牛も絵本だけど、それなりに深い。

 

大きな木(絵本)もそう。

 

写真集は?あかんかあ!

星野道夫さんのなんかいいよ!

 

星野富弘さんの画集は?

短い文章が付いてる。

 

でも、本が余り短いと、感想を膨らますのに

苦労しそう。

それなら、家族にも読んでもらって、感想

を取材したら、字数を増やせるかも。

 

私が中学生だった頃、家に何故か、全国

読書感想文コンクールの冊子があった。

 

これが、まあ、ヒントをくれた。

読書感想文の感想に、「主人公が偉かった」

なんて、書かなきゃいけない気がする。

でも、コンクールで入賞した人達は、そんなこと、絶対書かない。

ほんとに思った事を、書いて、うけてる、らしい。

まあ、あんまり愚痴を書くのはだめかも、だけど、なにしろ、ぶっちゃけるのは、悪くないらしい。

 

それと、パターンがあって、先ず、何故この本を選んだか?

 

次に、大体のあらすじ。

 

これで、原稿用紙の半分は行く。

この後は、自分が本当にに思った事を

書く。

これで、字数がたりなければ、何故、そう思ったかを書く。

 

これで、秀作はできなくても、宿題、一つ

いっちょあがり。です。

 

まあ、この文章は、愚痴が半分。

ごめん遊ばせ。