息子の友達とやっつけた夏休み宿題

それは、夏休みもあと、十日ぐらいだった。

一緒に京都の朝日焼の窯元に、夏休みの

課題の為に行くと言う息子の友人。

彼の雰囲気からして、夏休みの課題に手を

付けているとは思えなかった。

「君って、宿題、まだだったりする?」

「うん」

「それなら、明日と明後日で皆、やっつけ

ようぜ」

英語と、数学の問題集は、なかなかの

難敵。これは、コツコツ型。

でも、もう、そんな時間はないし、やる気も

ないやん?

内の子のをマルッポ、写さんと仕方ない。

(当時の先生方、ゴメンナサイ)

読者感想文は、30分で読める「絵本 平家

物語」か、あの頃なら「ホームレス中学生

で、今、ここで読んで!

読感は、(先ず、何故これを選んだか?を書く

で、例えば、嘘でも親に勧められたとか。

次に大体のあらすじ。本の巻末に大体

纏められてる。か、ネットに書かれてる

次が、めっちゃ大事。

読んでいて、本当に思ったことを2つ3つ

書く。

これで、Aプラスが貰えることはない。

でも、書けてさえ、ok  今晩書いて!)

美術の宿題は、窯元で焼く茶碗。

お金は掛かるけど、苦労がないのに、一生

使える。

問題は自由研究。

案外、トイレ掃除なんかが先生受けするかも

レポートも、良いことばかり書いてすぐ書ける。一回じゃあ、ちよっと、研究と言い難いから、3回ぐらい。

 

今流行りの断捨離はどう?

研究だって、時流に乗らないと。

 

彼は結局、自由研究はしなかったそう。

 

でも、「こんな爽やかな、夏休み終わりは

初めて。」だったそう。

 

兎に角一冊まるごとの問題集は、コツコツ

しかない。

 

でも、夏休み最終の4.5日で目一杯頑張って

仕上げると、休み明けのテストの成績が上がるそう。

やったばかりなので忘れないから、らしい。

でも、これは、4.5日で出来る人の話。

 

どっちにしても、一気呵成にやるのが良いかも。

だけど、夏休みの宿題は憂鬱。

 

シュタイナー教育は、教育というものは、忘れることに、意味があるという。

忘れることで、地に埋められた種がある期間

経って目を出すようなもの。

 

長い休みなら、普段の勉強から、全く離れて

心の地に埋めて、熟成させよ。という。

 

本の学校もこんな風に考えてくれたら

いいな!