結核で亡くなった方は、寒い。

 結核で亡くなった方は、寒がっているので、

熱いお茶を  お供えしてあげると 喜ばれるという。

私の伯母は、結核で亡くなった。

何かの機会に、一枚しかない叔母の写真を預かったことがある。

すると、突然、熱くて、美味しいお茶が、飲みたくなる。

毎回、おどんぶりに一杯淹れる。

すると、お茶のことを忘れる。

しばらくして、テーブルを見ると、冷めたお茶がある。あー、また、飲まなかった。

この写真がある間は、ずーっと、こうだった。一年程経って、甥が、叔母の写真を探しているという。

勿論、送った。ついでに、熱くて美味しいお茶を供えてあげてねと言った。

  こうしたお茶の供え方を、お茶供養という人もいるらしい。

叔母は、32歳で亡くなった。その時、甥は

まだ乳飲み子だったという。

以前、一才の坊やを残して亡くなった方が、我が家に来られた時とよく似ていた。

乳飲み子を残して、あの世に行くのは、

考えられないぐらい  この世に思いが残りそう。

 というより、この方々だけでなく、今、この世に居て、何時でも、向こうの世に  「よっしゃあ、いつでもいきまっせ」

と言える人は、めったに居ないと思う。

私は、何度か行ったことがある。

死んだ時は、寝たまま天井まで、上がって行った。その後は一瞬で、次の世界へ。

それはそれは、明るくて、耀かしい、所だった。向こうで、きれいな真っ白のローブを着た女性にあった。

その人は、私の全ての過去世と来世を教えてくれた。何故、この母の 元に生まれ、この人と結婚するか。なぜ、この子を生むのか。

長い長い話を  一瞬で教えてくれた。

テレパシーだった。

「そう言うわけで、貴女は、現世に戻します。」

といわれた。

また、寝たままの姿になると、今度は、沢山の天女に抱えられて布団に寝ている私に、戻された。天女は空想上の存在ではなく、実在します。

翌日、目が覚めて、びっくりした。

死んでない!前日に引っ越しの手伝いで

くたくたの筈が、まあ、ピッカピッカの元気だった。姉に電話をして、死んだことや

ピカ一の元気であることを伝えた。

でも、あの女性に聞いた過去世や来世は

すっかり忘れてしまった。

数日間は  覚えていたのに。

 もし貴女が、臨死体験なさったなら、数日間は、覚えているので、メモされる事をお薦めします。

  でも、どちらにしても、死ぬってなんて素敵

また、あそこへ行けるなら、何時でも、オッケーと言える。これだけは、絶対、ほんとうです。

  あのあと、あの女性が着ていたローブが素敵だったので、捜しているけれど、売ってない。