不動産のお願いは六甲八幡宮

三十年前に母が不動産の事で揉めていた。

阪急 六甲の南にある六甲八幡宮は不動産

の事に 強いと聞いていた。

土地のおじいさんが、図面を持って、お詣りされているのを昔は、よく見かけた。

母は市の法律相談に行くという。

「法律相談も良いけど、まずは六甲の八幡さんに頼んでから 動いた方が良いよ。」

と伝えた。

「わかった」という答え。

でも、心配だった。母は人から言われて

動くのは、嫌いなタイプだ。

そこで、私が参った。

数時間後、「どうだった?」

「大丈夫、上手いこといった。」

「ちゃんとお詣りした?」

「いいや、せんかった。」

「あっ、そう。そんな気がした。だから

私が詣っておいた。」

どうやら!相手の納得を取り付けた上で

の決着だったよう。

その方の 氏神さんじやなくても、聴いて

貰えるか?

でも、母は氏子ではないのに、助けて貰え

た。つまり、オーケーだったようです。

もし、不動産のことで、何かご希望が

あれば、頼んでみたら、良いかもしれません。

これは、八幡様に限らず、何か願掛けを

した時に  後でご報告とお礼を忘れては

いけないらしい。

また、その後で雷が鳴ると結願だという。

つまり、お聞き届け頂けたということ

らしい。

この件でちょっとドジッたことがある。

阪神大震災の前年、神戸に雨が降らなかっ

た。このままだと、地震が起きると思った

ので、お伊勢参りをした。

この事は、以前に書いている。

するとお伊勢さんの境内を出たとたん

物凄い、雨、嵐、雷が一晩中鳴った。

ほんとうは神戸に雨が欲しかった。

そのときはお伊勢さんに降った。

実は神戸に降ったかも知れない。

でも、私は、「ちゃうねん、雨は神戸に

降って欲しかったのに」と文句を言った。

でも、そのとき、神戸に降っていても、私には分からなかった筈。

しかも、「結願」っていうことなのに

「文句」を言った。

人というのは度しがたいアホかも。

と神さんに言われそう。

あー、そんなことはおっしゃらない。

でも、わかってないのね、ぐらいは きっと

思われた。

そういえば、別の夏に雨が少なかった。

ちょうどその頃 高野山の 丹生都比賣さんに

詣った。

その時は、高野山詣りの無事を祈願した。

帰途、高速道路で大阪辺りから、神戸上空

だけが、真っ白に煙っている。

神戸に近づくと、猛烈な雨だった。

えっ?お詣りの無事祈願 だけじゃなく、

こっちも聴いてくれはったらしい。

そう、あの時、わたしが文句を言ったから

無事祈願だけじゃなく、そっちも、叶えて

下さってしかも、私に判る形で見せても

もらえている。

読み過ぎているとお思いかもしれません。

でも、このあと、同じ様なことが何度も

あった。

分からない人間には、判るようにしましょ

かもしれない。

ありがとうございます。