予感 はずれる
受験勉強をしている頃、頻繁に予感が
来た。
それはちょっとお茶を手にした瞬間だった
り、何かの問題を解いている時だったり。
その瞬間と将来のどこかが繋がる。
「あの娘、入学出来ずに可哀想」とか
「駄目だったんだ」とか。
わたしは大学受験に失敗するようだった。
それは、受験のごく直前まで続いた。
わたしは、それまでの経験で 私の予感が
比較的当たると分かっていたので、辛かっ
た。
その予感がする度に 恐怖や失望を味わ
った。
でも、だから、勉強をし続けた。
そんなに丈夫じゃないので、本当なら
もっと、早く寝てしまったりした筈。
はずれる予感のお陰で合格できた。
私の守護霊さんはちょっと良い。
確か、結構なイケメンの筈。
そう、以前に書いた、
私の人生は、自分でいうのもなんだけど
苦労の多い人生なので、強力めの方が
付いてくれてると思っている。