今日のお墓で

3ヶ月ぶりにお墓にお詣りをした。

息子は仕事だそうで、一人で。

 

なんと、3ヶ月ぶりだと、お雑巾とお塩と

おりんを忘れた。

おまけに、お墓に入る前に、お灯明立てが

割れた。

このお灯明立ては、ガラスの風防があるので

風が吹いても、消えない優れものだったのに。

 

仕方ない、私はなんせ、7月はいんけつの星

このおりんも、とてもいい音。

御先祖さんも、無縁さンも、いつも喜んで

くれはる、のに。


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お墓に供えるお寿司や土用餅、黒パンを

供えたのに、無縁さんには、お線香だけしか

供えなかった。

いつもなら、御先祖さん用と無縁さん用をそなえるのに、忘れた。

 

何せ暑くて暑くて。

 

でも、土用餅は、ちゃんと落ちて、無縁さん

のところに行った。

 

あっそうか、忘れてる。

急いで、お寿司も置く。

 

お経が、終ると「あー、お腹、一杯になった。」

無縁さんが、言わはった。

 

えっ、でも、今日はいつもみたいに、沢山

置かなかった。

 

なんだか、辛くて、涙が溢れる。

何故?何故お腹が一杯になったの?

中に1人イエス様みたいに、1個のパンを

皆に行き渡らせる人がいた?

 

今、思い出しても涙が出る。

 

もともと、無縁さんに、お線香を立てるようになったのは、とても薫りのいいお線香を

お墓に立てた時からだ。

その日、帰りに、バックをお墓に忘れた。

このことを、友人のお坊様に言うと

「あっ、良いお線香を立てたか?」

「立てたよ。」

「だからだ。無縁さんが、煙たかった。

だから、お墓の隅に 無縁さんの為にもっと

安いお線香を、一掴み、立てると良い。」

と、言われたから。

その内、そのお線香の傍に、お供えも置く

ようになった。

この事は、以前書いている。

 

たった、あれだけで、お腹が一杯になったのは、ここ数ヶ月、何も召し上がっておられなかったからかも。

 

でも、しようがないやん。

そうなっちまったからさ。