母と

私は、小さい頃から、母と仲がよかっ
た。
過去世で夫婦だった事もある。
ところが、姉二人はいつも母の事が
大嫌いだったそう。

ある時、一人の姉と余りに揉めるの
で 、いっちょ、腰を据えて、話を
聞いてみるかと思った。
「なんでこうなる?お互いが
文句ばっかり言い合ってないか?」
と聞くと
母は「大体、私は、子供なんか嫌い
なんや。おばあちゃんはかわいい!
って、言わはるけど、一体、子供なん
かの どこかかわいいんや?」
という。

えっ?ちょっと待って。私は、貴方の
子供で、あなたから、愛されていたと
思い込んで 六十年。
今さら、そんなこといわれて、引き返
せるかぁ?
その時 、私は、愛されたのではなく私が 母を愛し続けてきた事に気づいた。

ある時、お金のことで、揉めた。
「けどママ、私が そんなお金のことで、文句なんか 言ったことある?」
と聞いた。
「いいや、あんたはそんなこと言った
事はない。あんたはそんなことは、
言わん人や。
そのあんたに、わたしはなんで
ここまでしたんや?」
他のところで書いているけれど、母
は、私の収入を上手く手に入れていた。
でも、この質問はおかしい。
こっちが聞きたい。

本当は過去世で、彼女が泥棒だ
った時に、私が復讐をした。
その返りを今、受けている。
と分かっていた。
でも、そのことを彼女に いう気は
なかった。
彼女のした事に、言い訳を与えそう
な気がしたから。

ただ、テレビで 必殺仕事人のシリーズ
を観ると何時も「あかんパターンや」
と思う。
また、生まれ変わって、やって、やら
れる。キリがない。

そこは、神さんに「こうこうで、
えらいめに 逢うてまんね。
どうか、先方さんも、私の方も、人と
して相応しいように導いて下さい!」
と頼む。
すると、実に見事な解決をされる。
もし、何かの事で えらい目に逢われている方は、近くの神社に行かれて
一から百まで、訴えてご覧になると
何かの答えは貰えると思う。
例えば、その後で雷が鳴ったりした
ら、完璧。
また、今日は駄目でも、明日、来年。
解決時期も おまかせで。
確かに、じっとこらえる時期もあって
おつらいとは思う。
でも、必ず、日の差す時は来る。
私もそう思いながら これを書いている