事故運
元夫には、事故運があった。
性格は、少し、いえ、とても、頑迷なところがあった。
その運転も、周りの車にたいして不快に思わせる様なことをしていた。
広い道路に出るのに、少し、出過ぎて待ったり、譲ればいいのに、
わざと対抗しようとしたり。
これについて、注意しても、「何が、悪い!自分は正しい」というばかり。
周りの車に舌打ちをさせるようなことを、よくしていた。
ある時、タクシーに乗った。
運転手さんに、聞いてみた。「どんな人が、事故る?」
「ワシ等の中でも、事故する人は、決まってマッセ。
ようクラクション鳴らしたり、必要もないのに寄せてみたり。
あんな人は事故ばっかり起こしてまんな。」という。
短気は損気の見本みたい。
以前、家電に使用前、使用後に、ご挨拶を申し上げる。と
書いた事がある。
私は、車にも、行き先を告げて、無事をお願いする。
帰宅後、無事帰宅した事に、お礼を言う。
もちろん、車の四隅に塩の包みを置く。
車検証にも。
今のところ、なんとかなっている。
勿論ね。
もう乗ってないからさ。